荒磯

青い大小あられの江戸小紋を水に見立て、鯉の荒磯の袋帯と合わせて。

秋をみる春をみる

大小あられの白粒は、雪にも、荒磯(ありそ)の波飛沫にも。雪と波飛沫の合間に躍動する鯉の群れ、寒冷の季節に胎動するもの。

色・文様青 大小あられ 切嵌め(きもの) 金引箔 荒磯(帯)

御利益合格祈願 心願成就(鯉)

大小あられ
別に 何を文様化したということなく、幾何学的な小さい同形の文様を規則的に配置表現したもので、霰が道に降り敷いたような感じからの呼称である。

大小あられ、切嵌め
大小あられ、切嵌め

切嵌め
布の一部分を切り抜いた後に、別裂を切ってはめ込み、文様を構成する技法のこと。きもの、羽織、帯などに応用され、切嵌め模様、切嵌め小紋と呼ぶものは、布地を実際に切り取らず、模様を染織で表し切嵌めの効果を見せた。

江戸小紋の中でもカジュアル度が高い切り嵌め模様ですが、大名定め柄の『大小あられ』を青の濃淡で組み合わせているため、とてもスッキリとして武家好みの印象です。

◆ 帯
鯉を意匠化した荒磯文(あらいそもん / ありそもん)は、お茶席などで、茶器の仕覆や掛け軸、袱紗に用いられる名物裂の文様です。

※ 帯との組み合わせ次第でカジュアルなお出かけにも。

【商品名】

青い大小あられの切り嵌め模様(きもの)
引箔 波に跳ねる鯉の模様 名物裂荒磯文(帯)

【きものの格】

江戸小紋 袷

【帯の格】

袋帯 格調高柄