荒磯

青い大小あられの江戸小紋を水に見立て、鯉の荒磯の袋帯と合わせて。

冬をみる春をみる

秋にまとう青の濃淡は月草。その名の印象を拝借して、帯の荒磯(ありそ)に跳ね上がる鯉の波を照らすのは、金色の月明かり。

色・文様青 大小あられ 切嵌め(きもの) 金引箔 荒磯(帯)

御利益合格祈願 心願成就(鯉)

青の濃淡
月草は表縹(はなだ)・裏淡縹のかさねの色目。縹(はなだ)は今でいう青色のこと。

青の濃淡
青の濃淡

金引箔
金箔糸を緯糸に織り込んだもので、平金箔ともいう。24金あるいは銀をごく薄くのばし、和紙に貼ってから細く裁断して作られる。

江戸小紋の中でもカジュアル度が高い切り嵌め模様ですが、大名定め柄の『大小あられ』を青の濃淡で組み合わせているため、とてもスッキリとして武家好みの印象です。

◆ 帯
鯉を意匠化した荒磯文(あらいそもん / ありそもん)は、お茶席などで、茶器の仕覆や掛け軸、袱紗に用いられる名物裂の文様です。

※ 帯との組み合わせ次第でカジュアルなお出かけにも。

【商品名】

青い大小あられの切り嵌め模様(きもの)
引箔 波に跳ねる鯉の模様 名物裂荒磯文(帯)

【きものの格】

江戸小紋 袷

【帯の格】

袋帯 格調高柄