松皮菱と露芝

小豆色と赤茶に黒の染め分け 松皮菱と露芝に絞りの模様。

冬をみる春をみる

秋草が赤茶色に染まる頃、あるいは露の玉が芝草に降りる頃、蜘蛛が巣を張っているのを見つけた人のところへは、愛しい人が訪れる。

色・文様小豆色 赤茶 黒 金 松皮菱 露芝 椿 秋草(きもの) 黒 蜘蛛の巣 水滴(帯)

御利益諸願成就 待人祈願(蜘蛛の巣)

蜘蛛の巣文
この虫が着物につけば親しい客がくるものとして、新客と名づけている地方もある。

文様の「蜘蛛の巣」
蜘蛛の巣にきらめく水滴

秋草文
秋の七草である萩・薄(すすき)・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗に加えて、竜胆(りんどう)や菊などの秋の野に自生して生える草花をいろいろ取り交ぜて文様にしたものをいう。

文様の「秋草」
秋草

露芝
露ははかなく消える人生を暗示する。ススキや萩などの秋草に露が宿る光景は日本的に情緒を含んだ文様である。露の玉が芝草に降りたところは特に「露芝」と呼ばれている。

文様の「露芝」
露芝

小豆色や赤茶を黒い色で引き締めた、雰囲気のある訪問着。松皮菱や絞り、金色の露芝模様と小さな椿の刺繍が大人の女性の可愛らしさと妖艶さを醸し出しています。八掛の模様も素敵です。
◆ 帯
蜘蛛の巣にきらめく水滴を、黒い板目模様の地に描きました。昔から蜘蛛の巣は、吉事をキャッチする縁起の良い柄とされています。

【商品名】

小豆色と赤茶に黒の染め分け 松皮菱と露芝に絞りの模様(きもの)
蜘蛛の巣にきらめく水滴 黒い板目(帯)

【きものの格】

訪問着 袷

【帯の格】

名古屋帯